子なし主婦の前で子供の話はタブー?



気にしないように。
慣れるように。
流せるように。

そう何度言い聞かせても私には無理だ。
こんな小さな事だけど、それでもその瞬間の居辛さに耐えらえない。

* * * * * *


パート先での休憩時間。

部屋には既に二人の女性がいた。どちらも私と同年代。

部屋に入っていくと、その二人が笑顔で楽しそうに会話していた。

「分かる!あそこの塾の先生って有名よね。私も気になってたの」

「でしょ?この前娘を一度体験に連れて行ってみたのよ」

そう一人が言いかけた時、二人は部屋に入ってきたのが私だと気付いた。

その瞬間、会話が止まった。


そしてつかの間の沈黙。私は静かに椅子に座った。

私も彼女達も声を発しない。
まるで誰が最初に話し始めるか、様子を伺っているようだ。


私には彼女達の「ママトーク」を止めてしまった、という罪悪感、劣等感がある。何食わぬ顔をして、自分から別の話題は出来ない。

出来れば私の事など気にせず、そのままママトークを続けて欲しかった。その方がどれ程気が楽か。

確かに子供の話ばかりされるのは辛い。その場を盛り下げないように、必死に笑顔で話を聞く。
時には自分から質問したりして、あたかも子供に興味があるフリをしたり。

疲れる。


だが今回のように、「ころりさんが来た!子供の話は禁句よ!」

と言わんばかりの態度もかなりキツイ。
どうぞ気にせず子供の話題を続けて下さいと言いたいが、それさえも言い出せない気まずい空気。

沈黙に耐えかねて、私が口を開いた。

「お子さんに毎日お弁当作るのって大変ですね」

子無し主婦が思いつく精一杯の子供に関する話題。弁当ぐらいしか思いつかない。

私は続けて言った。

「今日も朝から作ってこられたのですか?」

すると二人は顔を見合わせ、苦笑しながら言った。

「あのね……今って春休みの時期なの。だからお弁当はいらないのよ」

しまった。話題を間違えた。
その場は「そうですか」と、穏やかに笑っておいたが、心の中は自己嫌悪でいっぱい。

その後はほとんど3人共話さず、黙々と食事した。

「お先です」

そう告げて私が先に休憩室を出ると、その直後、「それでね!娘が昨日ね」と堰を切ったように話し始めた。

一緒にいるだけで、子供の話をしたいのがヒシヒシ伝わってくる。私がその場にいると、気を遣わせてしまう。

女性が多い職場に行くと多かれ少なかれこういう事はあるだろう。
それでも……。

こんな気持ちをせずに過ごせる場所に行きたい。




**ご訪問ありがとうございました**
にほんブログ村 家族ブログ 舅・姑・小姑へにほんブログ村 主婦日記ブログ ひきこもり主婦へにほんブログ村 主婦日記ブログ 40代主婦へ


関連記事
Posted byころり


よく読まれている記事