消えたブログ



何年も読み続けているブログがある。

10年以上になるだろうか。

だがそのブログの更新頻度は低く、月に2~3回ペース。多い時でも月10回ぐらいだったように思う。

そんな感じなので、毎日定期的に訪れるという訳ではなく、ふと思い出した時に覗いた。

そこには相変わらずの彼女がいて、それを読むと共感し、安心した。


彼女は社交不安障害。

とはいえ、本当に病名はこれが正しいのかどうか、本人も誰も分からない。
適応障害とも思えるし、パニック障害に思える時もある。

とにかく社会に出て人と接する事が苦手で体に反応が出たり、時には声が出なくなったりする。
彼女はそれを悩みながらも、何年か前から短期のバイトをしてみたり、短時間のパートで働いたりしていた。

その勤めた先での悩み。
仕事上でのコミュニケーションへの不安、女性との関わり方、休憩時間の過ごし方、周囲の人ほど明るくなれない自分……。


一つ一つが痛い程伝わってきて、共感しながらも彼女が諦めずに外に出ている事に背中を押された。

彼女は最初は馴染めていなかったパート先で、いつの間にか2年経ち、その頃には社交不安障害の事を書く事も無くなっていた。

日常の悩みは相変わらず書かれていたが、それは自分自身への悩みとか葛藤ではなく、他者への不満に変わっていた。

今日は上司に注意されたが納得いかない。
ランチは一人でいたいから誘われたくない。
後輩が生意気で腹が立つ。

読んでいて、最近の彼女は強くなったと思った。
良い事だと思うが、なぜか私は以前の彼女の方が好きだった。

それは自分だけが取り残されたように感じたから?
そのブログに共感したり慰められたりする事がなくなったから?

自分が弱いから他人にもずっと弱くいて欲しいなんて、どこまで陰湿なんだ、私。

直近のブログでは、彼女はパート先から「正社員で働かないか?」と誘われたと書かれていた。受けるらしい。

凄い。10年以上も悶々と家で引きこもり悩んでいた人が、外に出てこんな風にどんどん変化していけるなんて。

そして今日、久々に彼女のブログを読もうと訪問すると……

存在しない。消えていた。

最後の挨拶的なものはあったのだろうか。
前回の訪問からしばらく間が空いてしまった事が悔やまれる。
こんな風に心の拠り所であるブログが消える度、また一人旅立ってしまったような気分になる。




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Posted byころり


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