葛藤

アダルトチルドレン
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先日母が私に言った。

「老人は若い人に電話し辛いものなの。親から子に電話するのは年々気を使うようになるのよ。若い人の邪魔をしてはいけないってね」

ふーん、だから?
私は黙って聞いていた。

「だから若い人から老人に頻繁に電話をかけてあげるようにしないとね。私も自分の親や義理の親にはマメに電話したわ」

自分がよく出来た娘だったと言いたい訳?

「その結果なのか、親も周囲の親戚も、未だに私を褒めてくれるわ」

自己満足できる母はおめでたい。それを恥ずかしげもなく娘に語る母もおめでたい。


そしてこれはどういう意図で私に話しているのか?
それをそのまま受け止める私は息苦しくなる。

ここ何年も私から母に電話する事はほとんど無い。
母と会話するのが億劫なのが理由だが、放っておいても2週間に1回は母から待ちきれずに電話がかかってくる。





そして2週間前には会話したというのに

「元気?」という言葉から始まる。

母と娘。
こんな距離感が普通なのだろうか?

2~3ヵ月、声を聞かずに過ごしてみたい。半年以上会わずに過ごしてみたい。母の存在を気にせず過ごしてみたい。

母が言っていたように、子は親を気にかけ、こちらからアクションを起こすべきなのかもしれないが、親がそのタイミングを待ちきれない場合は?親のペースに合わせて私から2週間以内に電話するべきなのだろうか?

母は多分、いつも自分から電話をかけないと娘から連絡がない事を不満に思っているのだろう。
周囲の同年代の老人達は、子から頻繁に連絡があったり、3日に1回は娘が遊びに来るらしい。
それを羨ましそうに語る母。
それを息苦しく聞く娘。

今後、歳と共にこういう葛藤が膨らんでいくのだろう。





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