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時計

2017/05/30 Tue 21:33

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30歳の頃だったように思う。

その時の職場の同僚に、「ころり、時計しないの?」と聞かれた。

私は昔から腕時計というものをほとんど身に着けた事がない。理由はいくつかある。

腕が締め付けられるような気がして心地悪い。
時間に縛られるようで落ち着かない。
周囲の女性が高級時計に夢中になっているのが嫌だった。

最後の理由が一番大きかったように思う。

職場の同年代の女性達は皆揃って高級時計を腕につけていた。自分の給料で購入したと言う人もいたが、多くの人は彼氏に買ってもらったか、就職祝いに親に買ってもらったもの。

私にはそんなものは無かった。

それを彼女達に言うと、

「えー?進学とか就職した祝いに親に買ってもらわなかったの?」と驚かれた。まるでそれが当然だろうと言うように。

私は彼女達にそう言われるまで、若い女性達が時計や貴金属を、就職した頃に親からプレゼントされているという事実さえ知らなかった。

さらに、その頃既に結婚していた私に、「それじゃあ結婚の時は?旦那さんに何も買ってもらわなかったの?」と同僚は聞いてきた。

「何も」と私が答えると、「勿体ない!折角のチャンスなのにー」と大袈裟に驚かれたのを覚えている。



だが私は彼女達を羨ましいと思った事もなく、高級時計の価値も分からなかった。
彼女達が腕にしている時計が、50万とか100万とか聞くと、時計にそんな高額なお金を払うなんて信じられないわ……と思った。私の親もまた貧乏だった為、周囲にそんな時計をしている人がいなかったのだ。
そんな物にお金を使うぐらいなら、貯金をするとか、生命保険の全納をしたい、と思った私は我ながら可愛くないなぁと思う。

しかし、その頃の同僚達は時計やバッグに夢中になり、

「ころり、やっぱり時計は持っておいた方がいいわよ。30代以上になってくると、それなりに年齢に見合った時計を持っておく方がいいと思うわ」とアドバイスしてくれる人もいた。

そうなると、興味のない私もそうそう安い時計をし辛くなった。
もし腕時計をするなら、それなりの時計を。

人の目を気にし始めると、腕時計なんていっそ要らないような気がした。

タイミング良く、その頃私はガラケーを持ち始めた。
携帯があれば時計の代わりになる。腕時計がなくても困らない。

その頃から現在まで、私の腕は自由なままだ。何にも縛られていない。


そして先日、久々に百貨店に行った時、偶々時計売り場を通り過ぎた。

何気なく見た時計。
それがとてもキラキラと輝いていた。


―――――――――続きます。


★多くのメッセージありがとうございます。初めましての方が多く、こちらこそ「ありがとう」という気持ちです。嬉しい言葉を頂き、ブログを書くモチベーションとなりました。


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