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10年日記

2015/11/29 Sun 12:16

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最近書店や雑貨屋に行くと、来年のカレンダーや手帳、日記帳が多く目に付く。

私は過去に一度、「10年日記」という物を買った事がある。
まだ自分が鬱だと自覚する前の事だ。


その頃、日々どんどん体調が悪くなり、心もズッシリ重い。そして人と会う、職場に行くとなればそれは更に悪化し、全身の筋肉の痛み、吐き気や大量の汗、震えが酷かった。

物凄く嫌な出来事があった訳でもなく、嫌な人と会う訳でもない。なぜこんな風になってしまったのか原因が分からなかった。

しかし私は鬱病ではない。そう言い切っていた。体調は悪いが、心はそれほど病んでいない。
鬱病になる程の辛い出来事に直面していないのだから鬱病になるはずがない、ずっとそう思い込み、心療内科などの病院に行く事もなかった。


だがある日、一人の心理カウンセラーと会う事となった。

鬱ではないと思いながらも、このままでは日々辛い。どうにか楽になりたい。そんな気持ちはあった為、ネットで調べて良さそうだったカウンセラーの所に行ってみる事にしたのだ。

結果的にそのカウンセリングは効果があるように思えなかったが、カウンセラーの雰囲気が良かった為に、数回通った。

今から思うと、とても心の内面を引き出すのが上手いカウンセラーだったように思う。
カウンセリングって、一体何を話せばいいの?今体調が悪い事は悩んでいるけど、それ以外の悩みはないのに……と最初はそう思いながら行ったのだが、いざ実際会話していると、いつの間にか自分でも自覚していなかった心のずっと奥の苦しさを話していた。

こんな深い話をする相手はいなかった為、他人にそれを話せただけでも私にとっては救いだった。

そしてそのカウンセラーに勧められたのが、

「日記をつけてみませんか?」という事だった。

心の内を書く訳ではない。
その頃毎日辛かった体の痛み、吐き気等々の状態を、箇条書きで書いていくというものだった。ある意味カルテみたいなもの。

そして、小さな丸いシールをたくさん貰った。

カウンセラーは、「これを、その日の体調レベルの数で日記に貼ってみて」と言った。
「今日は体調が凄く悪いからシール5つ、今日は昨日より少しマシだからシール4つ、みたいな感じで」と。

自分の小さな変化を知る事で、前に進めるきっかけになるという事らしい。


何だか面倒臭い気もしたが、とりあえずは指示通りにしてみようと、日記を買いに行った。
丁度それが今と同じ11月頃だった為、書店にはたくさんの日記が山積みになっていた。

そして目についたのが「10年日記」

1ページに10年間分の、同じ日付が印刷されている。
今日の日記を書く時に、昨年の同じ日の自分、一昨年の同じ日の自分が一目で分かるので、10年間で自分がどう変化していくのかが分かる。

「これは良さそうだ」

そう思い、その「10年日記」を買う事にした。

そこから日記を書く日々が続いた。カウンセラーに渡されたシールは1ヶ月程でやはり面倒臭くなり(というか毎日辛くて常にシール5つで代わり映えしなかった)、それは早くもやめてしまったが、日記を書く作業は1年以上続いた。


しかし二年目に入り、いよいよこの「10年日記」の良さが発揮される時が来た時、書く気を失った。

今日の日記を書こうとすると、上の段に昨年の同じ日の自分がいる。
そしてそれが今から書こうとしている自分と何一つ変化していない。相変わらず体調が悪くて気分が重くて、シールを貼るとすれば今も5つだった。

「10年日記」とは自分の変化を見て楽しめるものだと思ったが、変化していない人にとっては辛いものだと知った。

私はこの1年間何をしていたんだろうと、後悔と焦りの感情がうまれるだけ。
これが10年間続けば、どれほど自分が情けなくなるか想像できる。何も変化していない自分を見続ける勇気がなかった。

今もその日記は捨てずに置いてある。9年分は空白のままで。


しかし今はまたその日記とは違う形でこのブログを書いている。
誰にも見せる事のない日記と、見知らぬ誰かが読んでくれるかもしれないブログ。
同じ書くのでも気持ちが違う。

やはり私は誰かに聞いて欲しい。自分だけが読む日記は更に自分を孤独にさせる。

ほんの少しでも読んでくれている人がいる、分かってくれている人がいる、と時々でも実感できるこの場所が救いになっている。

本来のコメント欄をオープンにして意見交換を頻繁にする程の距離感は苦手。
だが、それでも小さくメッセージを受け付けるページを残しているのは、やはり時々誰かに何か言って欲しいという願望があるからだ。

最近は特に共感や励ましのコメントを頂く事が多い。
一つ一つ丁寧にお返事が出来ないのが心苦しが、ちゃんと私の心に響いている。

いつもありがとう。



★拍手コメお返事↓
>マユさん >Jさん >SSさん >華さん
皆さんのメッセージ、「夫を支えてお互い健康で過ごせれば」「辛いこともある中、きっと時に楽しいこともある」それに気付ければいい、等々他にも、うんうんそうだよね、私は何を贅沢言っているんだと思える内容ばかりで心温まりました。コメの中にも私を傷付けないようにとの気遣いも感じられ、本当に感謝しています。そう言いながらも多分これからもずっと愚痴だらけの暗いブログですが、また気が向いた時にでも読んで頂ければ嬉しく思います。

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自由になれるのに

2015/11/27 Fri 18:32

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未練

2015/11/26 Thu 09:32

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回数券を購入したスポーツジム。

あれからも時々気が向いた時に行っている。最初に担当してくれたインストラクターの太田さんが勤務している曜日に合わせて行っているのだが、相変わらずとても感じの良い人だ。

私が黙々とマシンの上で歩いていると必ず声をかけてくれ、ストレッチなどをしている時には横に来て、一緒にストレッチをしながら体作りのアドバイスをしてくれたりする。あまりしつこい人だと鬱陶しくなるが、その加減が丁度良く、何より会話する声のトーンや表情が落ち着いていてしっくりくる。

この日も私がストレッチをしていると、「あまり頑張りすぎない程度、気持ちいいと感じる程度で止めて下さいね~」と言いながら寄ってきてくれた。

振り返ると、何となく先日見た時よりも更にお腹が大きく目立ってきたような気がする。

彼女は妊婦だ。


「大きくなってきましたね」と私が声をかけると、「さすがにもうストレッチもし辛くなってきました」と太田さんは笑った。

太田さんは現在週3日のパートらしいが、出産、子育ての為に今年いっぱいで退職するらしい。

私も太田さんが居るからこのスポーツジムに通う気になった様なものなので、彼女が居なくなるのなら私もそれまでにしようかな、と思っている。

私が「太田さんが退職されるのは残念です」と言うと、「私も本当は出産間際まで続けたり、出産後も出来れば続けたいぐらいなんだけど、やっと出来た赤ちゃんなので、無理しないでって周囲にも言われてるんです」と太田さんは答えた。


その後私から何か聞いた訳ではないが、なぜか太田さんは自分から話し始めた。

「私、もう何年も不妊治療やってたんですよ」

えぇ?そうだったの?
何となく健康そのもので若々しい太田さんに不妊治療という言葉が意外だった。

「でもまだお若いですよね?」と私が言うと、「私、もう43ですよ~」と太田さん。

ビックリ!運動をしている人ってこんなに若く見えるのだろうか?私はてっきり太田さんは36、37歳ぐらいだと思っていた。

それから太田さんが不妊治療の時期の苦労話をし始めたので、私も自分は子供がいないけどもう諦めた事を伝えた。



すると太田さんに静かな口調で「本当にもう後悔ない?」と聞かれた。

太田さんは30代はずっと不妊治療を続けていて、その間病院をあちこち転々としたらしい。私も知る近所の病院なので、色々話を聞いていると、「あぁ、あそこの先生は厳しいよね」とか、「あそこは評判が良くないよね」とか、話が合う。

不妊治療を頑張った私ではないが、太田さんの話を聞いていると「あぁ、あの頃はそんな噂を色々聞いたなぁ」と不妊で悩んでいた時期の自分を思い出した。

まだそれ程遠い過去ではないのに、なぜか心はずっと昔のように感じる。


太田さんはいくら不妊治療をしても結果が出ず、41歳の時に諦めたらしい。それでもう子供はいいやと思っていたのだが、43歳になった今、ふともう一度頑張ってみたくなり、久々に病院に行き顕微授精して見事一回で妊娠したらしい。

太田さんは「もしほんの少しでも未練があるのなら、まだチャンスはあるよ」と言った。

いつの間にかお互い敬語が取れ、まるで友人のような会話になっていた。相手によってはお節介で迷惑だと感じてしまったかもしれない会話だが、相手が彼女だと素直に聞けたし、本当に彼女が妊娠出来て幸せそうだなぁと思う。

だが、やはり私にはもう頑張る気持ちはない。

太田さんが言うように、ほんの少しの未練はある。だが、それだけ。

多分一生この未練はなくならないだろう。ずっと未練を感じながら生きていくと思う。

未練を無くす為に頑張る人と、未練を持ちながら生きていく人。

その決断で人生が大きく変わるかもしれない。だがもう自分が決めた事。後悔はしない。してはいけないと自分に言い聞かせて生きていくと思う。

「頑張って元気な赤ちゃん産んでね」と私が言うと、「ありがとう」と太田さんは笑った。
その顔がキラキラと眩しく輝いて見えた。



★拍手コメお返事↓
>ちふみさん
同じような人って案外たくさんいるのですね。このブログにコメを残して下さる方はほとんど同じ悩みを持っている方のような気がします。でも週4日って私から見たら凄いです。私なら負担が重すぎて逃げ出してしまいそう。ちふみさんは充分頑張られていると思います。

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子なし
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