recent entry
11/16 (Thu)   物忘れ
11/10 (Fri)   ズケズケ
11/08 (Wed)   帰れ
11/05 (Sun)   頼れる存在
11/03 (Fri)   事故


決断力

2013/07/22 Mon 12:40

スポンサーリンク



先日壊れたベッド、まだ新しいのを購入していなかった。
というのも、家具屋に行った時に気に入ったのがあったのだが、
「もうすぐ展示会がありますので、その時ならさらにお安く購入出来ますよ」と
店員にアドバイスしてもらった為、その日まで待つことにしたのだ。

そして先日、夫の仕事が終わるのを待ち、あと30分で展示会が終了するというギリギリの時間に会場に滑り込んだ。

もう希望するベッドの種類、品番まで決まっていたので、
あとは値段交渉だけだ。
それは夫に任せようと思っていた。

会場に入るとワワッと3~4人の店員に囲まれる。
事前に担当者と話を済ませている事を説明すると、前回担当してくれた方が現れた。

「いらっしゃいませ~。こんにちは」と笑顔で走り寄ってくる。
私達は結婚以来、この家具屋で購入する事が多いので、この担当者とは顔見知りになっていた。

「すみません、こんなギリギリの時間に」
「いえいえ、ゆっくりご覧下さいね」

そうして大量のベッドが並ぶフロアに通される。

しかし、ゆっくりご覧する必要もなく、私は前もって店舗で確認した「あのベッド」でいいと決めていた。

「先日のベッドはどこにありますか?」と店員に確認する。

すると、店員は
「あ、そうでしたね」と言いながら探し始めたが、どうやら見当たらないらしい。
近くに待機していたベッドメーカーの営業担当に確認しに行った。

戻ってきた店員は
「申し訳ありません。あのベッドは今回の展示会では対象外のようなのです」と言う。


えー??どうしよう?
あのベッドと心は決めて、3週間近く待っていたのに。
あの時、このベッドが展示されるのかと確認したのに。

しかし、申し訳なさそうに謝っている店員に文句を言う気持ちにもなれず、
「そうですかー、うーん、どうしようかなぁ」と立ち尽くした。

店員は気を取り直す様に、
「でもほら、他にももっと良い商品はたくさんありますし。
 これなんて売れ筋でして、今日もたくさんご注文頂きました」と、
次々と他のベッドの説明を始めた。

しかしこの何週間かですっかりベッドオタクになってしまった私。
調べ尽くして自分にとって最適なベッドはコレだと決めてしまっていた。
今更他のベッドに心は動かない。

というのも私は腰に持病があり、ベッドではないが、過去に布団やマットレスで散々苦労した。
合わないものでは夜中にピクッと体が痙攣し、何度も飛び起き、朝には痛さで全く動けない状態になる程であった。
お金はないのであまり高級なのは難しいが、マットレスだけは妥協してはいけないという思いがあった。

この展示会で買わなくても、店舗にあったその商品を正規の価格で購入すれば済む話なのだが、この数日の間でネットで調べていると、全く同じ商品がネットだと2万円も安かった。
ベッド2台だと4万円も差が出る。
せめて展示会で購入すればその差もあまりないと期待して来たので、正規の価格で買うならいっそネットで購入しようかと迷い始めていた。


しかし店員も完全に「今日は買う気で来た客」という目で見ている。
数人のメーカー担当者にも囲まれ、皆で色んなベッドを説明してくれている。

これは買わねばならぬ雰囲気では・・・。

なんとなく流れで、ある一つのベッドに決まりかけた。
かなり値引きしてくれるらしいし、確かにお得。
もうこれで妥協しようかな・・・でもな・・・迷う私。

ここで夫が、
「僕は何でもいいのだから、ころりが決めてよ。ネットで買うのもいいし、これに決めてもいいし」と言った。
そして店員に向かい、
「こういうのは妻に任せていますので」と笑った。

そこにいた店員、メーカー担当者、夫までも、全員の目が一斉に私を見る。
「奥さん、どうします?」
「奥さん、これはお得ですよ?」

あーっ、ダメだ。決められない。
もうベッドの種類がどうとかではなくなっていた。
こんな小さな事だが、決断を迫られると急に不安感が押し寄せる。何なのだこの言いようもない息苦しさと吐き気。

以前は本当にこんなではなかった。
今住んでいる家を購入する時、土地選びから間取り、価格交渉や契約まで、ほとんど私が一人でやった。
夫は今以上にそういった事に興味がなく、頼ると機嫌が悪くなる事が多かったので自然と私が担当となった。
頼りない夫に不満はあったが、喧嘩を繰り返しているうちに、
もう自分一人でやった方が早いわ!と思うようになっていた。
結婚する時は多くの家具を買うが、当然それもすべて一人で購入し、納品まで段取りした。

あの頃はどうして不安感がなかったのだろう。

心療内科で相談した時、鬱の人は「決断出来ない」「依存する」と言われ、
「あなたは典型的な鬱病です」と言われた。

そういう事なんだろうか?

結局ベッドは買わなかった。
「すみません、決められません」と私は言った。
「え?ここまで話して買わないの?」というのが、その場にいた人達全員の心境だったと思う。

ベッドひとつ自分で決められないなんて。

スポンサーリンク



* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 二人暮らしへ にほんブログ村 主婦日記ブログ ひきこもり主婦へ にほんブログ村 主婦日記ブログ 40代主婦へ
* * * * ご訪問ありがとうございました。 * * * * 

| コメント(5) | トラックバック(0)

楽しみを探しに

2013/07/20 Sat 13:22

スポンサーリンク



久々に夫と二人、遠出した。
遠出といっても高速で2時間弱、少し離れた町に出かけただけだ。
それでも私の大好きなインテリアショップを巡るのが目的だった為、
私は何年ぶりかのまともなお出かけに心が少し明るくなった。

しかしそれとは反面、後ろ髪引かれる存在がある。
愛犬を留守番させなくてはならない。

いつも近場であればほとんど愛犬を連れて外出している。
そもそも、犬が入れない場所には出掛けないようにしていた為、
気付けば毎日の行動範囲が狭くなっていた。

ずっと、それではいけないと思っていた。
愛犬への想いはあるものの、時には愛犬なしでも楽しめる時間が必要なのでは?と。

そう思いつつも、夫はとにかく「愛犬に留守番させるのは可哀想だ」と言うし、
私も本当は同じ気持ちでもあった。
そんな愛犬中心の生活であるが、先日から私の精神不安がMAXの時、
もう少し楽しみを作った方がいいと夫からも言われ話しているうちに、時には「お出かけ」してみようとなったのだ。

愛犬は我が家に来てから、あまり留守番の経験がない。
最初の頃は躾の為に、あえて留守番の時間を作ったりしていたが、
私が外に出られなくなり引きこもる事が多くなった為、躾どころではなくなってしまった。

「躾も大切だけど、それに拘りすぎて無理に厳しくする必要ないよ。
 人間の子供じゃあるまいし、自立出来なくても甘えん坊でもいいの」

そんな風に、夫婦二人で愛犬を膝に乗せて甘やかして暮らした。

なので本当に留守番が苦手な犬に成長した。
待っている間、玄関から離れず何時間でも鳴き続ける。


この日も、なるべく愛犬に期待させないように朝から冷たくし、私達はソッと家を出た。
駐車場で車に乗り込もうとすると、既に愛犬の悲しそうな遠吠えが聞こえた。
夫婦二人、顔を見合わせ無言で肩を落とした。
既に気分が落ち込む二人。今から出かけるというのに。

それでも、いざ遠くの町に来て色んな物、場所を見るのは楽しかった。
私の為に連れて来てくれたであろう夫も、私以上?と思えるぐらい楽しそうに夢中になり、
そんな姿を見ると私も嬉しかった。

途中でランチする為にカフェに入った。
そこで、どちらからともなく愛犬の話題になる。

「今どうしてるかな?」
「きっとまだ鳴いてるよ」

「放っておかれて怒ってるよね」
「きっと捨てられたと勘違いしてるかもしれない」

どこまで犬バカなんだ?と思えるぐらい、二人とも愛犬の事で頭がいっぱいだ。

午後もしばらくショッピングをし、
夜の暗くなる前には家に着けるように、早めにどこかで夕食をとってから帰宅する予定だった。


しかし夕方、雲行きが怪しくなってきてパラパラと雨が降ってきた。

「わー、あの子どうしてるかな?怖がってるよね?」
「雷なんて鳴り出したら大変だ。震えて心臓発作でも起こしかねない」

ここでもまた愛犬が頭から離れない。

私達は夕食なんてゆっくりとる気になれず、大急ぎで家を目指した。
車内でもずっと愛犬の話題ばかり。
これではいつか愛犬がいなくなれば会話がなくなるのでは?と思う程。

道が混んでいた事もあり、帰宅は予定より遅れてしまった。
辺りは暗くなっている。
電気を点けていかなかったので、真っ暗な我が家の窓から愛犬の鳴き声が聞こえた。

「うぉ~ん、うぉ~ん」

鳴いている、ではなくて泣いていた。

私が慌てて玄関の鍵を開けると、愛犬がダッシュで抱きついてきた。
夫にもしがみつき、「キュンキュン」と必死に寂しかった心を伝えている。
リビングに入っても、行く前にあげたオヤツは一口も食べていない。
ずっとリビングではなく玄関で動かず待っていたのだろう。まるで忠犬ハチ公のような子なのだ。

15分程経ち、私と夫はソファに座った。
その間にはピッタリと二人に挟まれて満足そうな愛犬の笑顔があった。

楽しむ事を探しに出かけた1日だったが、
やはりこの笑顔には勝てないな、と思った瞬間だった。


スポンサーリンク



* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 二人暮らしへ にほんブログ村 主婦日記ブログ ひきこもり主婦へ にほんブログ村 主婦日記ブログ 40代主婦へ
* * * * ご訪問ありがとうございました。 * * * * 

生活 | コメント(7) | トラックバック(0)

小さな母性

2013/07/19 Fri 13:08

スポンサーリンク



痛がりで怖がりの私。
不妊治療に踏み切る勇気はなかったが、それでも心が揺れて不妊専門の婦人科に行った事があった。

何日か通いかけたがある日、次回の検査予定を説明された。
それがとても痛いと知っていた検査だった為、
「それってかなり痛いんですよね?」と、つい看護師に言ってしまった。

看護師は、「人それぞれですけど、我慢出来る程度です」と答えた。
しかし私はその検査をする事を躊躇し、「どうしよう・・」と迷っていた。
すると看護師は、怖がりですねぇと呆れながら、
「やっぱり子供を産んでいないから・・・」と言った。

子供を産んでいないから、痛がり怖がりだという事らしい。

「出産なんてもっと痛いですよ?そんな事言ってたら産めませんよ?」と続けた。
私は他の婦人科にも何度か行ったが、大抵の医師や看護師はこのセリフを言った。

そうなんだろうなー。そりゃそうだ。

子供を産んでいないから分からない事、乗り越えられない事ってあるのかもしれない。
だって大抵のママさんは、「子供の為なら頑張れる、我慢出来る」って言うのだから。
それでも、
「子供を産んでいないから」というセリフは心にズッシリ突き刺さった。


また別の日、私の母も言った。

私の従兄は現在鬱病を患っている。
かなり重症らしく、今は閉鎖病棟に入っていて電気ショック療法を試したりしているとか。
私はこの従兄に、大人になってからはほとんど会っていないが、
子供の頃からの印象はとても大人しくて真面目、感情を表に出せないという様な、私と同じタイプであった。

その従兄の親(私の叔母)は鬱病になってしまった息子が心配でたまらないらしい。
叔母は頻繁に私の母に相談している。
二人はどこか良い病院はないか?他に治療法はないか?人を選ばず会う人ごとに情報を収集しているらしい。
藁にもすがる思いなのは分かるが、私はその話を聞いていて胸が痛くなった。

「私なら親に騒がれると嫌だと思うわ」と言った。

心療内科、カウンセリング、又は配偶者などには助けて欲しいと私は思う。
しかし親は、少なくとも私にとって最も介入して欲しくない人だ。
感情的だったり、子に依存してくる親なら尚更。
母と叔母の行動を聞いていると、どうもそんな気がしたので私はそう言い、
「心配なのは分かるけど、そっと遠くで見守るしかないと思う」と付け加えた。

すると母は、
「やっぱり親にならないとこの気持ちは分からないわ。
 親になって初めて、放っておけない気持ちが分かるのよ」と言った。


そうなんだろうか?
私ももし親になっていたら、母や叔母のようにジッとしていられず周囲に相談して回るのだろうか?
答えは出ない。「母」を経験していないのだから。


母親にならないと母性って分からないものなのかもな、と思う。


時々ドキュメントなどで目にする、母親の出産シーン。
ああいう番組は見てしまうと落ち込むので、出来るだけ避けているのだが、
うっかりチャンネルを変えた瞬間に出くわす事がある。
またすぐにチャンネルを変えればいいのに、一度目に入るとなぜか今度は最後まで見ないといけない様な気分になる。
そして最後まで見て、母が子を抱く姿を見て感動し涙する。こんな番組嫌なのに。

他にも、よく出くわす子供番組といえば「はじめてのおつかい」。
あれも避けようとしているのに、たまたま画面に映ると、これまた最後まで見てしまう。
いいなー、可愛いなー、私にはもう無理なんだなー、悲しい気持ちで胸を詰まらせながら見ているのに、
子供が無邪気な行動をすると自然と笑い、子供の素直な言葉を聞くと自然と涙がこぼれおちる。
最後に母親に抱きつく子供の姿なんて見ると、もう感動で号泣だ。

これは私の母性とは言えないのかもしれない。
よく人間歳をとると涙もろくなるっていうアレかもしれない。

それでも私は見たくないのに見てしまう子供番組で、いつも自分の中にある小さな母性を感じるのだった。

スポンサーリンク



* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 二人暮らしへ にほんブログ村 主婦日記ブログ ひきこもり主婦へ にほんブログ村 主婦日記ブログ 40代主婦へ
* * * * ご訪問ありがとうございました。 * * * * 

子なし | コメント(6) | トラックバック(0)
 | HOME | Next »