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消えたブログ

2018/02/14 Wed 20:21

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何年も読み続けているブログがある。

10年以上になるだろうか。

だがそのブログの更新頻度は低く、月に2~3回ペース。多い時でも月10回ぐらいだったように思う。

そんな感じなので、毎日定期的に訪れるという訳ではなく、ふと思い出した時に覗いた。

そこには相変わらずの彼女がいて、それを読むと共感し、安心した。


彼女は社交不安障害。

とはいえ、本当に病名はこれが正しいのかどうか、本人も誰も分からない。
適応障害とも思えるし、パニック障害に思える時もある。

とにかく社会に出て人と接する事が苦手で体に反応が出たり、時には声が出なくなったりする。
彼女はそれを悩みながらも、何年か前から短期のバイトをしてみたり、短時間のパートで働いたりしていた。

その勤めた先での悩み。
仕事上でのコミュニケーションへの不安、女性との関わり方、休憩時間の過ごし方、周囲の人ほど明るくなれない自分……。


一つ一つが痛い程伝わってきて、共感しながらも彼女が諦めずに外に出ている事に背中を押された。

彼女は最初は馴染めていなかったパート先で、いつの間にか2年経ち、その頃には社交不安障害の事を書く事も無くなっていた。

日常の悩みは相変わらず書かれていたが、それは自分自身への悩みとか葛藤ではなく、他者への不満に変わっていた。

今日は上司に注意されたが納得いかない。
ランチは一人でいたいから誘われたくない。
後輩が生意気で腹が立つ。

読んでいて、最近の彼女は強くなったなぁ……と思った。
良い事だと思うが、なぜか私は以前の彼女の方が好きだった。

それは自分だけが取り残されたように感じたから?
そのブログに共感したり慰められたりする事がなくなったから?

自分が弱いから他人にもずっと弱くいて欲しいなんて、どこまで陰湿なんだ、私。

直近のブログでは、彼女はパート先から「正社員で働かないか?」と誘われたと書かれていた。受けるらしい。

凄い。10年以上も悶々と家で引きこもり悩んでいた人が、外に出てこんな風にどんどん変化していけるなんて。

そして今日、久々に彼女のブログを読もうと訪問すると……

存在しない。消えていた。

最後の挨拶的なものはあったのだろうか。
前回の訪問からしばらく間が空いてしまった事が悔やまれる。
こんな風に心の拠り所であるブログが消える度、また一人旅立ってしまったような気分になる。

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グレーのフィルター

2018/01/27 Sat 21:04

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――――――――前回の続き。


歯科医院の待合室で呼ばれるのを待っていると、いつもと違う緊張感があった。

定期検診にも来ているが、その時は治療をしない事が分かっているからか、これ程緊張しない。
だが今日は治療をするだろうと思うと、気分が悪くなってきた。

ダメだ、別の事を考えて落ち着こう。
大丈夫、大丈夫、と自分に言い聞かせた。

自分の名前を呼ばれ、苦手なあの椅子に座る。
症状を説明している間も、自分で自分の様子が変だと分かった。

早口で声が震えている。
震えている自分に気付くと緊張が増し、どうしよう、落ち着け、といくら自分に言い聞かせても動悸が早くなるばかり。

ここで「具合が悪い」と医師に伝えられれば少しは気が楽になるだろうに、逆に私は気付かれてはならないと、必死に平気なフリをする。

その後、椅子が倒され治療が始まった。

医師が言うには、歯軋りが酷い人は、詰め物が取れたりズレたりする事があるらしい。
その隙間が虫歯の原因になるとか。

痛みの原因は分かったが、そんな事より早く治療が終わって欲しいと、そればかり思っていた。

動悸が治まらず、その上口を大きく開けているものだから、吐き気がする。
医師が指を動かす度、吐き気と格闘するのに必死だった。


多分簡単な治療で、それ程時間もかからず終わったのだろうと思うが、私にとってはとても長く辛い時間だった。

治療が終わり、ようやく椅子が起こされる。

その時だった。
耳がキーンとなり、医師の声が遠のいた。
まるで自分が水の中に入っているかのような、全ての音が聞こえなくなる。

それと同時に目の前が薄暗くなった。
グレーのフィルターがかかったように、全ての物がモノトーンになる。

それでもまだ私はその症状を医師に伝えず、何とか気付かれずに返答しようとした。

医師が何を言っているのか聞こえない為、ただ「はい」とだけ繰り返し、私は椅子から立ち上がった。

するとグラッと天井が揺れ、まるで船の上にいるかの様に感じ、倒れてしまった。

医師と看護師が慌ててベッドに寝かせてくれた。

あぁ、まただ。
少し前にもこれと全く同じような事があった。
別の病院に行った時、治療を終え立ち上がろうとした時、同じように倒れた。

二度も同じ事を繰り返し、私はこれは明らかに精神的なものが原因だと確信した。

緊張や不安感が限界に達すると、こんな風に倒れてしまう。
目の前が薄暗くなり、音が遠のく。

これは私だけの症状なのだろうか?
他の鬱病患者も同じような経験をした事があるのだろうか?

とにかく自己嫌悪が半端ない。
病院に行くのが苦手だとか、怖いとかだけでなく、倒れて周囲に迷惑をかけるという失態。
そこに至るまでの間も、平常心を保とうと葛藤する自分を思い出すだけで苦しくなる。

あぁ、この先どうなるのだろう。
ずっと私はこのままなのだろうか。
病院に行くのが増々嫌になる。

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椅子が怖い

2018/01/26 Fri 19:51

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歯医者が苦手だ。

歯医者が得意だという人はいないだろうが、多くの人は普通に治療を受ける事が出来ると思う。

だが私は鬱病以来、全くダメになってしまった。

歯医者に行く。
そう思うだけで吐き気と震えが出てしまい、パニック状態。
情けないがそんな人間になってしまった。

歯医者ではパニックになるという思い込みが、さらに自分自身を追い詰める。
絶対に私には無理だと。

心療内科の医師も言っていた。

「鬱病患者の人は、歯医者が苦手な人が多いです」

そう聞いても慰めにならなかったけど。

だから絶対に虫歯にならないように気を付けていた。
そのための定期検診は欠かさなかった。


しかし最近、歯が痛い。

冷たい物や熱い物が歯にしみる。
しばらく様子を見ていたが、そのうち歯が浮いたような違和感がでてきた。
これはいよいよ治療に行くしかないのではないか。

歯医者が苦手な理由の大部分は、あの椅子だと思う。
椅子を倒されるあの姿勢。
逃れられない時間。
美容室も同じで、シャンプー台が苦手。

しかし最近はやっと慣れて、美容室には行けるようになった。
もしかして歯医者も自分が思っているより大丈夫になっているかもしれない。

少しずつでも慣れていかなくては。
一つ一つクリアしていく事で、自分に自信を付けていく。
それが大切だと心療内科でも言われた。

抗鬱剤を止めても、まだまだ私の中には鬱が残っている。
完全に消える事はこの先もないように思う。

歯医者に行くのが怖いなんて、子供みたいで誰にも言えない。
恥かしいがこれが今の私だ。

そしてある日、私は重い腰をあげて歯医者に行く事にした。

―――――――続きます。


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