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夫の足

2018/02/01 Thu 19:30

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夜、寝室に入っていくと夫が眠っていた。
ふと見ると夫の足が布団から少し飛び出していた。

私はその足をじっと見つめた。

とても悲しくなった。切なくなった。

上手く説明するのが難しい。
この人と暮らした長い年月を感じた。無防備な夫の足を見ていると、無性に夫が可哀想に思えた。

40代になり、最近は老後の事を考えるようにもなった。
夫はこのまま老人になり死んでいくだけ、夫の人生は幸せだと言えるのか?
私と結婚して夫は大きな幸せを一つ失ったと思うと申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

* * * * * * * * * * * * * * 


先日夫婦で出かけた時に、偶然夫の知人と会った。
その知人も夫婦で来ていて、隣には妻らしき人が寄り添っていた。

彼等も私達と同年代で、子供がいない。
ずっと何年も不妊治療をしていると以前聞いたが、今はどうなのか知らなかった。

「お久しぶりですね」

互いに簡単な近況報告をしたが、子供の事については触れずに別れた。

彼等の後ろ姿を見送っていると、隣にいた夫が言った。

「奥さん、妊娠しているのかな?」


それは私も思った事だった。
以前会った時よりも奥さんが随分ふっくらしていたからだ。それも気のせいかお腹周りが特に。

「さぁ……ただの中年太りかも」と私は言った。

すると夫は言った。

「もし妊娠していたとしても、この年齢だと今更羨ましいとは思わないけどね」

まさに昨日の記事で私が書いたのと似たような言葉。
だが私は夫の言葉が胸に刺さった。

私自身も同じように思っているが、夫がそれを言うと、なぜか悲しい気分がした。

今更羨ましいとは思わない」

じゃあ今更じゃなかったら?
もっと若ければ羨ましかったよね?

私の前では決して言わない夫の本音。
この人はやはり子供が欲しかったのね……と思った。


いくら人生そればかりではないと言っても、やはり子供がいるのといないのでは人生が全く違う。
私自身はある意味自業自得なので納得するしかないが、夫には別の人生があったのではないかと思う。

そんな事を思いながら見る夫の足。
きっとこれからもずっと、私は心のどこかでそれを思い続けるのだろうと思う。

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子なし

代理母出産

2018/01/31 Wed 20:23

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丸岡いずみさんの代理母出産のニュース。

もう妊娠とか出産とか、母になりたいと悩む事も無くなった私だが、やはりこういうニュースには敏感だ。

それも丸岡いずみさんは私より年上。
そんな人が今から母としてスタートするなんて、凄いの一言。

ただただそのパワーに驚く。

というのも、彼女は以前鬱病を経験している。
その時期が私自身とも重なっていたので、どこかで気になる存在であった。

さらに鬱病から回復した頃にはよくテレビに出演され、鬱病時期の夫の支えに感謝の気持ちを述べていた。

才色兼備で何不自由ない暮らし。
そんな人でも自分と同じように人生に躓く事があるんだなと、失礼ながら私は安心感を得た。
それに夫との仲の良さから、今後は夫婦二人で暮らしていくのかもと想像した。
心のどこかでそうであって欲しいと思う自分もいた。自分だけじゃない。同じ人がたくさんいるんだと思いたかった。


だから今回のニュースを聞いて、丸岡さんが母になった事が羨ましいとか妬ましいとかではなく、彼女がそこまで強い女性になれた事に取り残された気持ちになった。

私が鬱病を引きずり、こうして今も鬱々と暮らしているというのに、彼女はさっさとこの世界を抜け出し、明るい世界で一歩踏み出した。

私は毎日をなんて無駄に過ごしているんだろうと思わずにいられない。

私は鬱病の間、ずっと焦っていた。早く子供を産まなくては間に合わないと。
だがそれが何年も続くと、心のどこかで鬱病患者が親になるなんて、無理だと思う自分もいた。

でもそれは全て自分次第。
私のような考え方の人は永遠に無理だし、一歩踏み出せる人は成長出来る。

成長するどころか最近後退気味の私は、丸岡さんが赤ちゃんを抱いている姿を見ても、やはりもう母になる事が羨ましいとは思えない。

凄いなぁ、大変だろうなぁ。

そう思うだけ。
やはり私には母になる素質がないのだろうと思う。

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子なし

空回り

2018/01/23 Tue 20:37

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大雪の日。

窓から外を見ると、近所の男の子が自宅の門の前で立ち尽くしていた。
家を見上げたり、スマホを見たり、キョロキョロと辺りを見渡したり。

動きがおかしい。
何をしているのだろう?

その様子が気になり、私はしばらく窓からその姿を見ていた。

そうしているうちにも雪はどんどん降り積もり、傘を持たないその男子の肩も白くなってきた。

いつまで経っても家の中に入ろうとしないその男子。
あれはきっと鍵を持っていないのではないか?家の中にも誰もおらず、家に入る術がなく困っているのではないか?

以前も別の家の子供で同じような事があった。
その女の子は玄関のポーチで長時間座り込んでいた。
子供が苦手な私だが勇気を出して声をかけ、「待っている間うちに来る?」と聞いてみたが、「結構です」とあっさり断られた。

それもそうだろう。
普段全く交流のない近所のおばさんの家に行くぐらいなら、自分の家のポーチで待っていた方が気楽だと思う。

それが記憶にあった為、今回その男子を見た時も、声をかけるべきか迷った。
わざわざ私が家から飛び出して声をかけるなんて、大袈裟じゃないだろうか?
少年というより、青年に見えるその男子。お節介がウザイんじゃないかとも思った。

その男子の家は最近にしては珍しく外構の塀が高い。門に鍵がかかっているらしく、玄関ポーチにまで行く事さえも出来ない様子だった。

気になりながらも何も出来ず、私は窓のカーテンの隙間からずっと見ていた。

するとその男子、背負っていたリュックを頭に乗せ、そのまま門の前にしゃがみ込んだ。

え!?そのままそこで待つつもり?


その様子はあまりにも辛すぎる。横降りする雪が男子の姿をかき消す程だ。

私は我慢出来ず家を飛び出した。
その男子に近付き、緊張でドキドキした。子供に声をかけるのが本当に苦手なのだ。

「どうしたの?お母さんは?鍵がないの?」

そう聞くと、思った通り家族との行き違いで鍵も持っていないらしい。

「良かったらおばさんの家で待たない?すぐそこの家だから」と、私は斜め前の家を指差した。日頃目も合わした事がないので、どこのおばさんなのか彼には分からないだろうと思った。

「大丈夫です。ここで待ちます」

え?でも、かなりの吹雪だ。こうして会話している間にも、男子も私もびしょ濡れ。

大人としてここはもっと強引に家に誘うべきかと迷ったが、それ以上余計な事はやめた。

「じゃあ、これ使って」と、私が傘を差し出すと、それさえも「大丈夫です」と言い、受け取らない。さすがにそれは見ていられないので、半ば強引に彼に渡して私は家に戻った。

そしてまた窓からその様子を覗いてみると……

私の渡した傘を使っていない!どうして?
本当に余計なお世話だったのか。理解出来ない……。

その後、親が帰宅したようで無事に彼は家に入っていった。

しかしやはり子供との関わり方が分からない。
私がガチガチになりながら声をかけるものだから、子供も構えてしまうに違いない。
子育てをしてきた親なら、こんな時もっと上手く楽に声をかけられるのだろう。

空回りな自分が恥ずかしい。

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子なし
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