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置いてけぼり

2017/09/20 Wed 21:24

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義母が私の夫に言った。

「この前孫に会った時、あなたの介護を頼んでおいたわよ」

孫というのは夫の兄の子供達の事だ。

「やめてくれよ。そんな事頼んでいないだろ」と夫。

だが義母は聞こえていないかの様に、「良かったわね。あの子達、「心配しないで。ちゃんと介護するから」って言ってたわよ」と言いながら嬉しそう。

義母は以前から、夫の老後を心配している。
そんな心配をする余裕があるのなら、まだまだ一人で生きていけるのでは?と私は内心毒づく。

「あなた達子供がいないから、老後が心配で死にきれないわ」というのが義母の口癖。
このセリフの中にも、子供が親の介護をするのが当たり前だという義母の考え方がよく表れている。子供がいない人間は老後どう生活するのか?義母にとっては考えられない事らしい。そして心配のあまり、兄の子達に「叔父さんの介護よろしくね」と何度も何度も繰り返す。

この会話を聞いていて毎回思う。

やはり義母の心の中には自分の息子の事だけなんだ、と。
「介護をしてあげて」と頼むのは自分の息子の事ばかり。その妻である私の事は頭にもない様子だ。


もちろん私は甥達に介護してもらいたいなんて思ってもいないが、あからさまに私が存在しないかのような会話が繰り広げられると、私はいつも以上に孤独を感じる。

先日も夫が義母に、「孫達が介護してくれるらしいから、良かったわね」と言われている姿を見ていて、

「そうか、私達夫婦はお互い一人になれば孤独だと思っていたけど、夫はそうじゃないんだ」と実感した。

夫が先立てば私は本当に一人きりになると思う。
だが夫の実家の様子を見ていると、私が先立っても夫は孤独ではないような気がする。

そう思うと少し夫が羨ましくなった。
身内に介護して欲しいなんて思わないと心から思っているのに、何なのだこの矛盾した気持ち。

夫の実家から疎外されているから悲しいのか。
自分には介護のアテがないから不安なのか。
いや、それらとは違う。

世界で夫と私、二人だけは常に何もかも一緒だと思っていたのが、いつの間にか私だけ置いてけぼりになったような気分がした。


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子なし

余計なお世話

2017/08/19 Sat 08:45

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兄の妻から電話がかかってきた。

過去に義姉から電話があったのは1度か2度程度。
一体何事かと身構えた。

「ごめんなさいね。突然電話して」

姉は明るくハキハキと話すタイプで、悪い人ではない。
だがどちらかと言えば私と真逆の体育会系なので、仲良くなる事もなく、ただ身内として割り切った関係を続けてきた。

「お盆で会った時、お義母さんが言ってたんだけど」

義姉は本題を切り出した。

「お義母さん、うちの子供達に、ころりさんの介護もしてあげてね、って言ってたの」

あぁ……そんな事を言ってしまったのか。
母が言いそうな事だ。でもまさか直接甥達に言うなんて。

私の母は以前から、私に子供がいない事で私達の老後の心配をしている。
それもあり、私と甥達がもっと親密になるようにとヤキモキしているのだ。
もし仲良くなれば、甥達が私の老後を少しは気にかけてくれると思い込んでいる。

私は何度も母に否定し、甥に頼るつもりは全くないと伝えたが、母は
「もちろんそうだけど、全く付き合いがないのも寂しいじゃない?」と言っていた。

付き合いの有無と、介護の話は全く違う。そこを母は理解しているのか、いないのか……。



私は義姉に言った。

「すみません、まさかそんな話をしたなんて。私は……」と続きを言おうとすると義姉が言葉を遮り、早口に言った。

「あのね、うちの子供にころりさんの介護を頼むのはちょっとどうかと思うの。子供を作らなかったのはころりさん達の生き方でしょう?」

……一瞬言葉を失った。
子供を「作らなかった」のか「出来なかった」のか、自分でも明確に分からないが、人からそう言われると胸にグッサリときた。

私は静かに言った。
「私は自分に子供がいる、いないに関わらず、家族に介護してもらおうという考えはないです。さらに甥達になんて思ってもいないですし。ただ今後、やはり残る身内はもしかしたら甥達だけになっているかもしれないので、書類の手続きとかで何かお願いして迷惑をおかけしてしまうかもしれないですが、介護までお願いしようとは思っていません」

一応そう言ったが、うまく伝えるのが難しい。

「一切お世話になりません!」と言いたいところだが、本当に「一切」かどうか分からない。
老人ホームに入る時、書類一枚でも記入のお願いをするかもしれない。
それを考えると、「一切」とは言い切れない。だけど内心は本当に頼るつもりはないのだ。

義姉は少し安心したようにトーンダウンして言った。

「私も直接ころりさんに言うのは悪いかと思ったんだけど、主人にお願いしても言ってくれないし、お義母さんに言っても意味がないかなと思って。分かってくれているならいいの」

「えぇ、えぇ、分かっていますから。母がご迷惑をかけてすみません」と私は答えた。

義姉が心配する気持ちは十分理解出来る。
母が良かれと思い言っている事も、私には余計なお世話でしかない。


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子なし

そういう人

2017/08/06 Sun 21:39

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今年も自治会の夏祭りが終わった。

昨年よりも少し日程が早かったので、これで残りの夏は静かに過ごせると思うとホッとする。

子供がメインの夏祭りに、どうして子無し主婦が参加しなくてはいけないのか?そう思い続けて何年も経った。
辛い辛い、居場所がない、そう思う気持ちは今も変わらないけど、孤独を感じる事に慣れつつある自分がいる。

近所の集まりではいつも孤独だ。それが当たり前。
新興住宅街で子無し主婦は少ない。
中には私のような子無し主婦も時々いるが、仕事が忙しい事を理由に参加しない人が多い。子供がいないのに私のように家でほとんど過ごしているような主婦は周囲にいない。

家にいるとどうしても近所の人から声がかかる。
「参加しなさいよ」
「家に引きこもってちゃダメよ」

大きなお世話と内心思いながらも、ただでさえママ友集団に入っていないのに、これ以上嫌われたり噂の的になるのが怖くて、言われるがまま参加している。

そんな風にして何年も、何年も過ぎた。

近所のママ集団に馴染めないながらも、長い間この場所で住んでいる事で、彼女達は私を「そういう人」だと理解してくれつつあるような気もする。

暗い人。
人見知りな人。
口下手な人。
そういう人。

良くは思われていないだろうけど、ある意味「そういう人」だと分かってもらうだけでも大変な事だ。

引越ししたいと今でも思うが、次の場所が絶対に人付き合いがない場所とは限らない。
もしまたこんな交流ばかりだったら?
私という人間を理解してもらうまでどれ程時間がかかるだろう。

最近は引越ししたいという思いが、絶対ではなくなった。
出来たらいいな……という程度。

歳のせいだろうか。
新しい場所に行く事への不安?

さらに、あれ程人のいない場所に住みたいと思っていたのに、最近は全く人がいないと寂しいかも、と思うようになった。
近所付き合いをしたい訳ではない。ただ近くに住んでいる人がいる安心感を求めるようになってきた。

会話をしなくても誰かが近くにいる、その程度が理想。
マンション暮らしだとそんな理想が叶うのだろうか。

今年の夏祭り。
いつものように私は木の陰に立ち、一人で周囲を眺めていただけ。
だけど頭の中でこんな事を考えるようになるとは、数年前では考えられなかった。

年齢とともに色んな事が変わっていく。

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子なし
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