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余計なお世話

2017/08/19 Sat 08:45

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兄の妻から電話がかかってきた。

過去に義姉から電話があったのは1度か2度程度。
一体何事かと身構えた。

「ごめんなさいね。突然電話して」

姉は明るくハキハキと話すタイプで、悪い人ではない。
だがどちらかと言えば私と真逆の体育会系なので、仲良くなる事もなく、ただ身内として割り切った関係を続けてきた。

「お盆で会った時、お義母さんが言ってたんだけど」

義姉は本題を切り出した。

「お義母さん、うちの子供達に、ころりさんの介護もしてあげてね、って言ってたの」

あぁ……そんな事を言ってしまったのか。
母が言いそうな事だ。でもまさか直接甥達に言うなんて。

私の母は以前から、私に子供がいない事で私達の老後の心配をしている。
それもあり、私と甥達がもっと親密になるようにとヤキモキしているのだ。
もし仲良くなれば、甥達が私の老後を少しは気にかけてくれると思い込んでいる。

私は何度も母に否定し、甥に頼るつもりは全くないと伝えたが、母は
「もちろんそうだけど、全く付き合いがないのも寂しいじゃない?」と言っていた。

付き合いの有無と、介護の話は全く違う。そこを母は理解しているのか、いないのか……。



私は義姉に言った。

「すみません、まさかそんな話をしたなんて。私は……」と続きを言おうとすると義姉が言葉を遮り、早口に言った。

「あのね、うちの子供にころりさんの介護を頼むのはちょっとどうかと思うの。子供を作らなかったのはころりさん達の生き方でしょう?」

……一瞬言葉を失った。
子供を「作らなかった」のか「出来なかった」のか、自分でも明確に分からないが、人からそう言われると胸にグッサリときた。

私は静かに言った。
「私は自分に子供がいる、いないに関わらず、家族に介護してもらおうという考えはないです。さらに甥達になんて思ってもいないですし。ただ今後、やはり残る身内はもしかしたら甥達だけになっているかもしれないので、書類の手続きとかで何かお願いして迷惑をおかけしてしまうかもしれないですが、介護までお願いしようとは思っていません」

一応そう言ったが、うまく伝えるのが難しい。

「一切お世話になりません!」と言いたいところだが、本当に「一切」かどうか分からない。
老人ホームに入る時、書類一枚でも記入のお願いをするかもしれない。
それを考えると、「一切」とは言い切れない。だけど内心は本当に頼るつもりはないのだ。

義姉は少し安心したようにトーンダウンして言った。

「私も直接ころりさんに言うのは悪いかと思ったんだけど、主人にお願いしても言ってくれないし、お義母さんに言っても意味がないかなと思って。分かってくれているならいいの」

「えぇ、えぇ、分かっていますから。母がご迷惑をかけてすみません」と私は答えた。

義姉が心配する気持ちは十分理解出来る。
母が良かれと思い言っている事も、私には余計なお世話でしかない。


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